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fl/rame #10 [2016]
ラップトップパソコンに、キャンドルをのせて火を灯すと、炎のゆらぎに追従して変色する光がディスプレイから放たれる。女性が作品を眺めるシーンでは、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「悔悛するマグダラのマリア(ゆれる炎のあるマグダラのマリア)」をモチーフにした。この絵画は、「精神的な熟成を感じさせる柔らかで深淵な光の描写で、己の罪を悔い改めるマリアを描いている」とされている。炎のみならず、パソコンのディスプレイから放たれたゆらぐ光からも、己との対話は深まるのだろうか。
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