キャンドル屋さんとして、地域のイベントに出店してきました
久しぶりにキャンドル屋さんとして、地域のイベントに出店してきました。コミュニケーションがSNSで成立している(という気になっている)昨今。自分が作った製品を手売りする場では、お客さんとのやりとりを楽しめたり、私の活動を知って来てくれる人が来てくれて嬉しい反面、道行く人から野次が飛んで来たりする場でもあります。それはタイムラインを追うことより強く鮮やかな体験です。なにか作ることにおいて、自分の思い込みや妄想だけに留まらないための、重要なフィードバックといえます。
ところで、私が作るキャンドルなんですが、アート作品というより、これらはハンドメイドの製品です。しかし、購入した人がキャンドルに火を灯せば、炎のゆらぎで知覚がゆさぶられ、暗闇で五感が研ぎ澄まされ、いつもと違うなにかを感じ取るかも知れないし、詩人のようになにか言葉をつくるかも知れません(実際にお客さんからそういう感想をもらったことがあります)。その人の中に湧き上がるイメージは、その人だけの宝物のような気がします。「Art in You」という言葉がありますが、まさにそれかなと思います。